日本の総理大臣は国会議員の中から多数決で選ばれますが、アメリカの大統領は国民が直接選挙で選びます。
アメリカは二大政党制。今回は共和党からトランプ前大統領、民主党からハリス副大統領が候補者として出馬しました。ただし、選挙のやり方はちょっと複雑です。各候補は、全国の投票数ではなく、州ごとに割り当てられた「選挙人」を取り合います。
たとえばフロリダ州に割り当てられた選挙人は29人。ここでトランプ氏に投票した人のほうが多ければ、その29人をトランプ氏が獲得します。投票数に大差がついても拮抗してても、勝ったほうが29人総取りです。
選挙人はぜんぶで538人。各州に人口に応じた数が割り当てられます。最も多いのはカリフォルニア州の55人。次いでテキサス38人、ニューヨーク・フロリダ28人、…過半数270人の選挙人を獲得したら「当選」です。
赤と青に塗り分けられた地図は、州ごとにどちらの候補者が勝ったかを表します。
(画像は2016年のものです)
前回は2日経ってもまだ票を数えていたり、集計やめろとデモが広がったりするなど、およそ民主主義国家らしからぬ状態が続きましたが、今回は早々に決着がつきそうです。
15年ぶりに政権与党が過半数割れという結果となった衆議院総選挙を経て、我が国のリーダーに誰が選ばれるかのほうがよほど気になります。
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